Slay the Spire 新クラス「ウォッチャー」ベータテスト感想
こんにちは、こんばんは。
突然ですが、新クラス楽しみですね。
はい、Slay the Spire の話です。
つい先日からSteam限定ではあるものの、きたる4人目のクラス「ウォッチャー」の
追加にむけて、ベータテストが実施されているのはご存知でしょうか。
本サービスまで待とうかな〜とも思ったのですが、我慢は体に悪い!
…ということで、待ちきれなくなって少しプレイしてみました。
まだまだ画像が無かったり、値も調整中なところが多くみられ、
あ〜ここから変わるんだろうな〜という感じではあったのですが、
とはいえまあ、大筋は変わらないだろうと思いますので、
今回は新クラス「ウォッチャー」の特徴や、
プレイしての感想やらを書いてみたいと思います。
プレイ時間は10時間程度。
さまざまな「スタンス」を使い分けるテクニカルクラス
アイアンクラッドは、「筋力」
サイレントは、「毒」「ナイフ」
ディフェクトは、「オーブ(ライトニングやフロスト)」「集中」
といったように、このゲームでは、それぞれのクラスに
軸となる要素が用意されていますよね。
(上記例は異論あるかもしれませんがそれはスルーしてください…)
新クラス「ウォッチャー」についても同様、軸となる要素が用意されていました。
それは「スタンス」というシステム。
日本風にいうと「構え」に近いのかな?
「ウォッチャー」は特定のカードを使用したり条件を満たすことで、
「Wrath」「Calm」「Divinity」という3種類のスタンスに移行できるのが特徴です。
このスタンスは重複せず、どれかひとつが実行されている状態で
他のスタンスの発動条件を満たすと、そのスタンスは上書きされます。*1
例えばカード「警戒」を使うと、ブロックを得ると同時に「Calm」スタンスに。
カード「噴火」を使えば、ダメージとともに「Wrath」スタンスへ移行します。
スタンスはそれぞれ特性を持っていて、得意な場面が異なるため、
臨機応変に切り替えながら戦いを進めなければなりません。
若干テクニカルな感じ、しませんか。
では、それぞれのスタンスについてご紹介。
スタンス①「Calm」(静穏?)
よくブロック系のカードに付随していて、移行頻度が非常に高いスタンスです。
特徴はスタンス解除時に2エナジーを取得できること。
別のスタンスへ移行する際もエナジーを得ることができるので、
どう解いて動くか?を考えていくことが多い、起点となるスタンスかもしれません。
当たり前のことではあるのですが、解除〜移行を2コスト以内で
まわせたらエナジー消費無しじゃん!と気づいてワクワクしました。
カードが続く限りアクションが続く…!
狙わずにはいられませんね。
スタンス②「Wrath」(怒り?)
こちらは逆に、攻撃系カードに多いスタンス。
「Calm」とは異なりスタンス中のみ効果を発揮します。
その効果は「攻撃力2倍、被ダメージ2倍」という
ハイリスクハイリターンなもの。
攻撃力がぐんとアップするため爆発力はあるのですが
いかんせんダメージ管理が難しい…!
タイマン状態であれば比較的行動を予測できるので
さほど悩まないのですが、複数の敵を相手にするときは要注意。
気付いたらガリガリHPが削られてる、なんてことも。
というか下手したら即死…。ご利用は計画的に。
このスタンスへ移行するときは、解除(や別のスタンスへ移行)することを
念頭に戦う必要がありそうです。いや、むしろ殴られる前にやれ、ということなのかも?
というか、どうもこのクラスは「Wrath」スタンスを
使うことが前提なのか、若干基本攻撃力が低めな気がするような…?
「Calm」解除を組み合わせるなどして、うまく使いこなしたいですね。
スタンス③「Divinity」(神性?)
上のふたつに比べて移行頻度が低いスタンス。
というのも、移行条件が難しい…というか面倒でして。
そもそもデフォ所持のカードでは発動できない特殊なモードです。
このスタンスを使うには、ウォッチャー独自のステータスである
「マントラ」と呼ばれるポイントをためる必要があります。
マントラってなんじゃ…また新ワード!? と思うかもしれませんが、
まあそこまで難しいものではなく、要は蓄積型カウントアップ要素で、
いくつかのカードを使ってカウントを溜めることができる、というもの。
マントラが10個溜まった瞬間、自動的に「Divinity」スタンスへ移行します。
移行までの条件が難しいだけあって、このスタンスはなかなか強力。
移行時に3エナジーを取得することにくわえて、なんと攻撃力が3倍に!
まさに無双モード!
と言いたいところですが、残念なことに効果はたった1ターン…!
ターンが終了するとノーマル状態に戻ってしまい、
マントラも再度溜め直しに。むっず。
せっかく溜めたのに結果攻撃カードゼロなんてこともしばしば。
なかなかに計画性を求められます。
「Divinity」スタンスは使いこなすのは難しいものの、うまく移行できれば
ガッツリとダメージを取れるという狙いがいのあるスタンス…
といったところでしょうか。
気になるカードとか
つづけて(現状カードがバシバシ変化している状況ではあるものの)
「強い」「面白い!」と思ったカードがいくつかありましたので、
ついでにご紹介しちゃいたいと思います。
Establishment(訳:創立?)
パワーカード。効果はカードが保留されるたびそのコストを1下げるというもの。
ターンが終了してもカードが保たれる「保留」という効果は以前からありましたが、
「ウォッチャー」はこの保留効果のついたカードが多数存在します。
(スタンスほどではありませんが特徴的ですね。)
このカードは、そんな保留付きカードの発動を手助けしてくれる、というもの。
そのままでもかなり強いのですが、
なかでも「瞑想」というカードが親和性が高く面白い。
このカードの効果は、捨て札を1枚(強化で2枚)手札へ戻して保留しつつ、
「Calm」スタンスに入るというもの。そう、「Establishment」が
反映された状態だと、捨て札を戻しつつ、戻したカードのコストを
下げることができちゃうんですね!
しかも「覚醒」の効果で「Calm」スタンスに入るため、
手札へ戻す対象を、「Wrath」スタンス移行カードにすれば、
確定でスタンス変更ができてしまったりと中々のコンボ風味。面白い。
短期戦ではそこまで有用性はないのかもしれませんが、
ターン経過で効果が増していくため、ボス戦などで非常に有効でしょう。
アルファ
これも面白いカード。
このカード「アルファ」を使用すると自身を廃棄して「ベータ」というカードを獲得。そして、「ベータ」を使用すると、そのカードが廃棄されて、
「オメガ」というパワーカードを獲得します。
「ベータ」と「オメガ」カードは、この手順でのみ入手可能な
特殊カードになっているのですが、最後の「オメガ」がかなりのぶっ壊れ。
なんと毎ターン終了時に50ダメージを与えるという効果があります。毎ターンです。
ボス戦であっても、コレが出ればもう防御全振りでなんとかなる。
またプレイ時、一度だけ「全知」というカードを合わせることができたのですが、
これがヤバい。「全知」は「山札からカードを1枚選んで2回プレイする」という効果。
そうなんです。「オメガ」2回分とかできちゃうんです。
毎ターン100ダメージ! いやもう「相手は死ぬ」と同じでしょ、これ。
「アルファ」「ベータ」の前まで効果がないため、序盤は使いづらいのですが
回ってしまえばこちらのもの、という夢があるカードですね〜。
かんしゃく
3ダメージを3回(強化で4回)与える、というぱっと見普通なカードなのですが…
しかし、この「ウォッチャー」は「Wrath」スタンスがあるため
多段攻撃は状況次第で鬼のような強さを発揮するんです。
しかも、このカードは元々のコストが1と低いうえ、
使用すると「Wrath」に移行するという効果もセット。
そのため、
Calmで「かんしゃく」使用 → エナジー獲得
→ ドローカードを使用 → 山札に戻った「かんしゃく」やCalm移行カード獲得
→ 再度Calmスタンスへ → 再度「かんしゃく」の使用 → …
という流れに非常になりやすいんです。
引き次第で「ずっと俺のターン!」状態になる可能性も。
面白いカードです。
神人化
パワーカードです。というか、文字通りパワーカード。
効果は「ターン開始時にエナジーを獲得する。この効果は毎ターン1増加する」
というもの。はい、あまり説明するまでもない感じのヤツですね。
出してから5ターンくらいすると、もうエナジー余りまくり。
X点火力が欲しい!と思わずにはいられません。
個人的にが、これが獲得できたときは、3面ボスまで余裕でいけることが多いかも
…ってくらい強いので、もうちょっと弱くても…?とは思う。
たぶん、もしかしたら、おそらく調整されるんじゃないかなーと。
おわりに
個人的に「ウォッチャー」はコンボ系っぽいなーと思います。
他のキャラよりも序盤が弱く、複数敵への対応も苦手なので
そこをどうクリアしていくかが鍵なのではないでしょうか。
逆にボス戦は比較的安定して倒せる気もしないでもない。
とにかく、すでにいるクラス以上にエナジーの残りを気にするコトが多く、
スタンスを維持変更できるかどうかを確認する作業も頻繁になる印象なので、
ゴリ押しするより、慎重に場をコントロールしたい人が好むクラスかもしれません。
(慎重に…といっても弱いわけではなく、現状はむしろ強い部類かも)
ここからの調整が楽しみなクラスだな〜と。
今回はひとまず以上!
駆け足な感のある紹介ですみません。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
Switch版も同時にリリースされるといいですね!
なんかネタ見つけたらまた書きます!
ではまた。
*1:ノーマル状態をスタンスとするなら、4つの状態を持っているといえるかも